Windows2000/XPには標準で添付されているために、これらのOSをお持ちなら無料で使用できます。実は、Windows
9X用もMSの簡体字のダウンロードサイトに置いてあり、日本語のWindows9X上での動作も確認しています。ただし、どこにあったかは忘れましたし、詳細は省略します。
使い勝手はごく平凡で、発音をピンイン、声調を数字で入力します。声調は省略することも可能です。繁体字も入力できるのですが、Becky2で使用した場合、一部化けてしまう文字があるようです。しかし、Outlookでは同じ文字を入力しても大丈夫のようです。
オムロンソフトの楽々中国語に付属してきます。用途に応じて3種類同梱されています。
1 日本語環境用
日本語環境で使用するためのIMEです。日本語ソフト(多国語対応されていない物を含む)で専用のフォントを使うことで中国語を入力できるようになるようです。しかし、例えばWord 2000などのソフトは既に多国語対応されたアプリケーションです。わざわざこのようなIMEを使う意味もないと思います。入力は声調を表す数字を含めたピンインです。
2 簡体字入力用
簡体字(GB2312)を入力するためのIMEです。入力先のアプリケーションは多国語対応されている必要があります(例えば、Becky2, Outlook, Word 2000など)。作成した文書は簡体字中国版の対応ソフトでも読み書きが出来ます。入力中に中国語の単語の意味(同時にインストールされる中日辞典の内容)を表示することが出来ます。
入力はピンインなのですが、声調を指定できません。そのため、多くの同音語が出てきてしまいます。
3 繁体字入力用
繁体字(Big5)を入力するためのIMEです。簡体字版と同様、入力先のアプリケーションは多国語対応されている必要があります。作成した文書は繁体字版の対応ソフトで読み書きが可能です。簡体字版とは異なり辞書の内容を表示させることは出来ません。入力はアルファベットのピンインで声調は指定できません。あと致命的な問題があります(私だけでしょうか?)。一部の漢字が選択候補に現れません。例えば”台灣”、”那裡”等が出ず、それぞれ”臺灣”、”那裏”となってしまいます。しかし、私の知る限り繁体字圏の人たちは前者の表記を使っています。また、簡体字の面には”麺”の意味もありますよね。想像するに、簡体字の漢字に一文字ずつ対応する繁体字を割り当てたために、一部の異体字が表示できなくなっているようです。
この件についてサポートに問い合わせたところ候補に表示できる漢字数に限度があるため候補に挙がらないと言う返答をもらいました。しかし、現実にMS-PinYinやChinese Writerではできるのだから理由になりません。
またサポートより単語登録で解決できる旨を回答いただいたのですがどうしてもうまくいきませんでした。ここにその時サポートからもらった漢字登録の方法を記しておきます。私は、Windows XPで試し失敗しました。しかし、仮にこれで解決できたとしても異体字を持つ全ての漢字を漢字登録しなければならず、とても使い物にはならないと思います。素直にChinese Writer V6を勧めます。
漢字登録の方法
以下、オムロンソフトのサポートの方から頂いた漢字登録の方法です。この例では”台”が繁体字版CWnnで入力できるように登録しています。しかし私はXP環境ですがうまくいきません。うまくいった方ご連絡下さい。
1.スタート→プログラム→アクセサリ→システムツール→
文字コード表を起動。
2.フォントを「OM中国繁体明朝(外字)」にする。
3.詳細表示(V)にチェックを付ける。
4.文字セットを「Windows 日本語」にする。
5.「台」を選択する(文字コード 0xF5BE)
6.「選択(S)」ボタンを押下する。
7.「コピー(C)」ボタンを押下する。
8.cWnn の辞書ツールを起動する。
9.メニューの「単語」→「追加」 を起動する。
10.「繁体字/簡体字設定」の「繁体字」をチェックする。
11.「中国語読み」の入力欄で、tai と入力する。
12.「中国語表記」の入力欄で、マウスの右クリックを行い、
メニューの中から「貼り付け」を実行する。
13.「登録」ボタンを押下する。
14.「終了」ボタンを押下する。
15.辞書ツールを終了する。
16.cWnn を起動し、繁体字モードに切り替える。
17.tai と入力すると「台」が候補に出力される。
18.BIG5 入力される場合は、先に cWnn を起動して、繁体字
モードに切り替えた上で、cWnn(BIG5) を起動してください。
これより先に使用を開始したCWnnの出来があまりにも不甲斐なかったので、仕事柄中国語をよく使う知人に何を使っているか尋ねて使用を始めたのがこれです。まだ、使用を始めたばかりですが、CWnnに比べて格段に出来がいいです。(高電社のまわしもの、あるいはオムロンソフトに恨みがあるわけではありません。1ユーザーです。)先にCWnnを使い始めましたが自分がよく使う機能は全てこちらにもありました。
1 声調指定ができる
CWnnでは声調の指定ができるのは、日本語コードで中国語を入力するためのIMEだけでした。しかし、現在WordやExcelなど日常使われる大多数のソフトは国際対応がされていて、GBやBig5など問題なく通るようになっています。このため、この機能を使用する機会というのはほとんどないのではないかと思います。実質CWnnでは声調指定ができないのと同じではないかと思います。一方Chinese Writer V6ではGB入力用、Big5入力用を含め全てのIMEで問題なく声調の指定をすることができます。中国語は同音字が多いために声調が存在するわけです。これが区別できないと大変能率が悪くなることは明白です。
2 繁体字入力(Big5)も使い物になる
CWnn6ではBig5入力IMEは、声調指定ができないのみならずどうしても入力候補に挙がらない漢字がありました。上にも書いたとおり里、裡、只などはどうしても候補に出てきません。しかし、Chinese Writer V6は問題なく入力できます。
簡体字しか使わず、しかもお金をかけたくないのであればOSに標準でついてくるMS-Pinyinを使用すればよいと思います。MS-PinYinで繁体字を無理に入力できます(XP&2000)が一部の文字で化けるためやはり別の物を検討すべきです。MS-PinYinで声調による候補限定はできます。
お金をある程度かけてもよいというのであればChinese Writer V6を勧めます。ピンインで繁体字入力も可能です。値段は若干安いのですが、楽々中国語(CWnn)は上に書いたとおり欠点が多いので勧めません。
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